国際理解講座「フェアトレード」開催!

12月15日(土)大町公民館で国際理解講座「お買い物で世界が変わる♪~フェアトレードってなんだろう~」を開催しました。
 今回、講師をお呼びするにあたり、西条市国際交流協会では、「一般財団法人 自治体国際化協会の地域国際化推進アドバイザー派遣事業」を活用いたしました。講師には、神奈川県横須賀市より、遠路はるばる片道8時間をかけ松本義弘氏にお越しいただきました。本当に今回の機会には感謝しております。
さて、みなさん「フェアトレード」って聞いてピンときますか????
 ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、「フェアトレード」と聞いて難しく構えたり、私には関係がないと思いがちかもしれませんが、今回の講座を受けることによって、簡単なゲームなどの体験を通して、それも勘違いだと学ぶことができました。
 フェアトレードのフェアとは「公正」、トレード「貿易」を意味します。私達が普段何気なく買い物をしているものも元をたどれば、原材料を作っている国(途上国)があり、それを加工する国があり、また販売・消費する国(先進国)があります。その国と国との間にも流通や輸送があるのです。原材料を作る出発点にてすでに不平等さ(例えば先進国と途上国が同じ物をつくっているのに買い取り金額が違うなど)があればどうですか・・・・さらに市場での不平等があればどうですか・・・・一番大事なことは開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に私達は購入することが大事なのです。
 また、全国ではフェアトレードタウンとしてフェアトレード推進団体(民)とが行政・議会(官)がとともに啓発活動に取り組んでいる都市もあります。2011年に熊本市がアジア初および全国初で認定を受けたそうです。他にも、名古屋市、逗子市、浜松市など自治体がフェアトレードタウンに認定され取り組んでいます。
 西条市国際交流協会でも、フェアトレードの啓発活動を行うことにより、まずは、「フェアトレード」が何なのかを考える機会をつくり、そして、皆さんが少しでも「フェアトレード」を考えることにより、「フェアトレード」を理解する人を増やしていくようなイベントを考えてまいりたいと思います。来年の事業には団体会員と協力相談しながらフェアトレード商品のコーヒー豆を使用し、国際交流カフェを開催できたらいいなと思います。
 今年のイベントはこの講座で最後となりましたが、1年大変お世話になりました。来年は1月19日「ベトナム人対話講座」を西条市総合福祉センターで開催しますので、是非皆さまのお越しをお待ちしております。またHPやフェイスブックでチラシ等を掲載し周知する予定です。